 
          @組織は理念や課題、危機感を共有して強く結束していますか?
            はい ⇒ A     いいえ ⇒ D
          
          A判断できる強いリーダー(幅広い知識、状況分析力、未来を予測する力、運を持った人)がいますか?
            はい ⇒ B     いいえ ⇒ B
          
          Bリーダーはブレストに参加していましたか?
            はい ⇒ A     いいえ ⇒ C
          
          C参加者は組織の保有資源(人材、資金、資材、協力者、情報)を把握していますか?
            はい ⇒ C     いいえ ⇒ D
          
          D新規性が必要な課題ですか?
            はい ⇒ E     いいえ ⇒ F
          
          E集団は理念や課題、危機感を共有することができますか?
           同じ会社などで目的を再確認できる場合ははいを。
           そもそも目的が異なるメンバーが集まった集団で目的を統一できない場合はいいえを。
            はい ⇒ E     いいえ ⇒ G
          
          
| A | リーダーに一任、または外部のエキスパートに判断を仰ぎ決定する。 決定に組織全体で取り組む。 | 
| B | 必要な成果を確認し、それを超える期待値が見込める案を抽出する。 その中からファシリテーションのスキルを活用した合意形成によって決定する。 | 
| C | 出たアイディアのうち良いと思うものをいくつか提案にまとめてリーダーにプレゼンテーションを行う。最終判断はリーダーが行う。 | 
| D | コストを数段階に分け、アイディアを振り分ける。各段階から1つ以上のアイディアをまとめる。最終判断はリーダーが行う。 | 
| E | 組織の結束を固めるのが先決。組織の目的を明確にし、目標を決める。 | 
| F | 出てきたアイディアから一人が1〜3のアイディアを選び、その中から全員でファシリテーションのスキルを活用し合意形成を目指す。 | 
| G | ブレストの前に決め方を決めておく。多数決でも、決定者を決めておくでもなんでもよい。 | 
          
           
・組織は理念や課題、危機感を共有し強く結束している。
          ・判断できる強いリーダー(幅広い知識、状況分析力、未来を予測する力、運を持った人)がいる。
          ・リーダーもブレストに参加している。
          
          リーダーに一任、または外部のエキスパートに判断を仰ぎ決定する。
          決定に組織全体で取り組む
          
          チャートのAの「強いリーダー」がいるのであれば、そのリーダーが独断で決定したとしても構成メンバーは納得して一緒に行動することができるでしょう。
          
          ただし、公的な機関では奇抜なアイディアの執行に抵抗がうまれることもあります。
          
          納税者の理解が必要だからです。
          
          そのようなケースでは中立な立場である外部のエキスパートに実現可能性等を検証してもらうとよいでしょう。
          
          しかし、注意しなければいけないことがあります。
          
          エキスパートの選定です。
          
          外部のエキスパートの中には、過去の成功事例だけを実現可能性の評価基準としているようないいかげんな方もいます。
          (過去の提案が他の組織が成功した事例を集めただけの提案の場合は要注意です!)
          
          また、難点やリスク、デメリットを並べるだけで、それらをクリアする方法を提示できないエキスパートもいます。
          
          彼らはエキスパートではなくただの評論家というべきです。
          
          エキスパートの評価内容のデメリットや課題については、さらにその問題を解決する方法をブレインストーミングすることもできます。
          
          
          
          
・組織は理念や課題、危機感を共有し強く結束している。
          ・判断できる強いリーダー(幅広い知識、状況分析力、未来を予測する力、運を持った人)がいない。
          
          必要な成果を確認し、それを超える期待値が見込める案を抽出する。
          その中からファシリテーションのスキルを活用した合意形成によって決定する。
          
          よい組織であっても強いリーダーが存在しないケースもあります。
          
          世代交代でリーダーが交代したばかりというケースや、人事異動でリーダーのほうが構成員よりも経歴が浅く個と個の信頼関係が充分ではないケースなどです。
          
          この場合、表面的には人間関係がうまくいっていても困難に直面した時に崩壊するケースがあります。
          
          そこでみんなで決めるというステップが重要になります。
          
          まずは、どれだけの成果が必要なのかを確認しなければなりません。
          
          100以上の成果が必要な時に、20、30の期待値しかないアイディアはいくら面白くても、実現可能性が高くてもあまり意味がありません。
          
          ざっくりとでよいので期待値に届かないアイディアは除外します。
          (別の機会に温存しておきましょう。)
          
          届くか届かないか微妙なアイディアは残しておきましょう。
          
          
          残ったアイディアから、ファシリテーションのスキルを使って選定を行います。
          
          ファシリテーションとは、物事が決定した時に、メンバーが、計画を実行する動機を充分に持ち合わせた状態(課題に当事者意識をもっている)で、主体的に行動を起こす状態にすることだといえます。
          
          反対に失敗するケースは、何をやるかは決まったが、誰がやるのか、いつやるのかが見えず、メンバーが他人任せになっている状態です。
          
          
ファシリテーションがよくわからない場合は、プロのファシリテーターを雇うとよいでしょう。
          
          
・組織は理念や課題、危機感を共有し強く結束している。
          ・判断できる強いリーダー(幅広い知識、状況分析力、未来を予測する力、運を持った人)がいる。
          ・リーダーはブレストに参加していない。
          ・参加者は組織の保有資源(人材、資金、資材、協力者、情報)を把握している。
          
          出たアイディアのうち良いと思うものをいくつか提案にまとめてリーダーにプレゼンテーションを行う。最終判断はリーダーが行う。
          
          決裁権をもつリーダーがブレストに参加していなかった場合は、出てきたアイディアをリーダーにうまく伝えなければいけません。
          
          参加者の中に組織の保有資源を把握している人間がいる、またはあらかじめプロジェクトの予算や期間が決定している場合などはそれを踏まえて企画書を作りましょう。
          
          提案は1つでもよいのですが、いくつか提案することでどれか1つが採用される可能性は高くなります。
          
          いくつかをどう選ぶかはどんな手段でも構いません。
          
          どうしても捨てきれないアイディアがある場合はその人が責任を持って企画書を作りましょう。
          
          自分たちのアイディアが採用されるということが実行の際のモチベーションに大きく関係することは間違いありません。
          
          
          
・組織は理念や課題、危機感を共有し強く結束している。
          ・判断できる強いリーダー(幅広い知識、状況分析力、未来を予測する力、運を持った人)がいる。
          ・リーダーはブレストに参加していない。
          ・参加者は組織の保有資源(人材、資金、資材、協力者、情報)を把握していない。
          
          コストを数段階に分け、アイディアを振り分ける。各段階から1つ以上のアイディアをまとめる。判断はリーダーが行う。
          
          メンバーの中に、組織の保有資源を把握する人間が誰もいない場合もあります。または外部調達も見越して特に制限されていない場合もあります。
          
          この時はコストを数段階にランク分けし、出たアイディアを振り分けます。
          
          各段階(ランク)から1つ以上のアイディアを企画書にまとめます。
          
          リーダーに対してプレゼンを行い、最終的な判断はリーダーが行います。
          
          
・組織は理念や課題、危機感を共有し強く結束していない。
          ・新規性が必要な課題である。
          ・集団は理念や課題、共有することができる。
          
          組織の結束を固めるのが先決。組織の目的を明確にし、目標を決める。
          
          組織が未熟で理念や課題、危機感を共有していない場合は素晴らしいアイディアでも成功を収めることは難しいでしょう。
          
          そこでまずは組織の結束を固めましょう。
          
          ひとつの組織で構成されるメンバーならば是非やってください。
          
          
          
・組織は理念や課題、危機感を共有し強く結束していない。
          ・新規性が必要な課題ではない。
          
          出てきたアイディアから一人が1〜3のアイディアを選び、その中から全員でファシリテーションのスキルを活用し合意形成を目指す。
          
          急ごしらえの組織が困難に直面した時、または遊びを目的としたゆるい組織が何かをする時などで、必ずしも新規性のあるアイディアをを必要としない場合は難しく考える必要はないでしょう。
          
          ただし、決定にみんなが従えるようにファシリテーションのスキルを用いて、何をするか、誰がどのように準備し実行するかを決めると良いでしょう。
          
          
          
・組織は理念や課題、危機感を共有し強く結束していない。
          ・新規性が必要な課題である。
          ・集団は理念や課題、共有することができる。
          
          ブレストの前に決め方を決めておく。多数決でも決定者を決めておくでもなんでもよい。
          
          目的が異なる組織から代表者が選ばれて話し合いを行い、ブレストが実行されることがあります。
          
          行政が主体のまちづくりや、地域の行事、学校のPTAの行事などがそうです。
          
          表面的な目的は掲げられていて、一見同じ目標を持っているように見えても、もともとの所属の目的や理念を背負っていたり、個人の権利や自由を優先する当事者意識がないひとが参加していたりすることもあります。
          
          この場合は後から文句が出ない様にあらかじめ決定方法を決めておきましょう。どんな方法でも構いません。ただし、決まったことにはみんなで従うという確認をしておきましょう。
          
          
ブレストのなかで素晴らしいアイディアが出たのに、組織の中で認められなかった場合は次の機会を待つのもいいのですが、組織を抜けて自ら実現に挑むのもよいでしょう。
          
          
          ブレスト中に組織の目的とは全くことなるアイディアが出ることもあります。
          
          副産物とでもいうべきアイディアです。
          
          これを元の組織で実行するのはお勧めしません。
          そもそも理念とかけ離れたことをやろうとするのは組織を壊す恐れがあります。
          
          独立、起業、創業についてのご相談もお受けしていますよ。
          
          
          
          
          

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